February 2007.
2007年2月。
ロンドンの病院で、「休息あるのみ」と言われたので、
最近のわたしの毎日は、頭をなるべく動かさないように、
TVとDVDをみることだけ。
久しぶりに「高慢と偏見」(ジェーン・オースティン原作、BBC製作)を見ることにした(わたしの友達のJちゃんがHPに http://www2.ocn.ne.jp/~jolly/movie_ko.htm、辛口な寸評を載せているので見てみてください♪)。
むか~し、BBCでやっているのを見て以来、
コリン・ファースのファンになったわたし。
あまりにMark Darcyが完璧にはまりすぎて
コリン・ファースとえば、Mr. Darcyという形式が、
イギリスでは出来上がっている様子。
映画で色んな役をやっても、
コリン・ファースは、やっぱりMark Darcyが一番似合っていると思ってしまう。
「ブリジット・ジョーンズの日記」の著者が、
コリン・ファースの演じたMr. Mark Darcyのファンで、
そのMr.ダーシーを基に
「ブリジット・ジョーンズの日記」のマーク・ダーシーを書いたのも、
とってもうなずける。
配役に関しては、わたしもJちゃんの評に同感で、
長女と次女の配役が気に入らない。
長女は、村一番の美女と言われるほどの美人でもなく、なんだかぱっとしない、幸薄顔だし、
Mr.ダーシーの相手役の次女のエリザベスには、
もうすこしおしゃまだけどかしこそうって感じな女優さんがよかった。
一番最初にTVで見たときは、長女と次女、さかさまなほうがよかったんじゃないの?と
思ってしまったほど、確かに次女がおばさんぽい。
次女を、レイチェル・ワイズにやってもらいたかったかなぁ。
原作からは省かれている部分で、入れてほしかったなぁと思う部分は、
エリザベスがMr.ダーシーのプロポーズを受けた後の二人の会話。
本当のMr.ダーシーの人柄がよくわかって、
ますますMr. Mark Darcyにうっとりする部分だと思うのです(笑)。
ジェーン・オースティン原作の映画を見ていると、
女性へのほめ言葉にも「handsome」という言葉がよく使われている。
なかなか素敵な表現だと思うのですが、
今、こんな使い方すると、「ワーキング・ウーマン」という映画に
でてくる女性のような人を表現することになってしまう。
Handsomeって、いつから男性だけに使われるのが普通になってきたんだろう。
「ブリジット・ジョーンズの日記」の中にもでてくる、
あの「池からでてくる濡れたMr.ダーシー」、
わたしはどうしてもそれほどセクシーだとは思えない。
なのに、どうしてイギリス人女性はあのシーンにうっとりするんだろうか。
「ブリジット・ジョーンズの日記」の中だけでなく、
コリン・ファースはセクシーだという話しになると、
この濡れシーンのコリン・ファースをだしてくる。
この間TVでやっていた「100th sexiest in the world」だかなんとかいう番組でも、
コリン・ファースが選ばれていて(何番目だったかは忘れた)、
また、このびしょ濡れシーンがセクシーだと紹介されてたし、
昼間にやっている「Loose Women」いうトークショーでも、
このびしょ濡れコリン・ファースがセクシーだっていうのに、
パネラーみんな(客席すらも)賛成していたし。
あの少し開いているシャツの胸元から見える濡れた胸毛が、
またセクシーなんだそう。
お風呂にはいってからバスローブをはおるシーンがあるんですが、
あんな汚い池に飛び込んだ後のシャツごとびしょびしょ姿より、
そっちのほうが断然セクシーだと思う~!
あと、エリザベスがチャッツワース・ハウスを訪れた後、
長椅子に座りながら、ピアノを弾いていたエリザベスを思い出して、
一人でうっとり微笑んでる姿のほうが、絶対にずっとセクシー!
でも、こうやって、もう一度「高慢と偏見」見てみると、
ジェーン・オースティンのお話しって、
昔版ハーレクイーンみたいな展開ばっかりだなぁと。
現代だとハーレクイーンと呼ばれるのに、
古典だとロマンスと呼んでもらえるのかぁ(苦笑)。
シンデレラ物語のようなお話しを描いたジェーン・オースティンの恋を描いた映画、
もう始まっているみたいなので早く見に行きたいものです。
xxx